こういった方を対象に話を進めていきます。
この記事の中身
- これからWebデザイナーを目指す人に知っておいて欲しいこと。[将来性について]
- デザインを重点的にやりたい人の場合
- コーディングが得意な人の場合
- Webデザイナーの先を目指そう
これからWebデザイナーを目指す人に知っておいて欲しいこと。[将来性について]
僕がここでいうWebデザイナーとはデザインソフトでwebのバナーやデザインが作れたり、HTMLとCSS時々かんたんなJavaScriptを使ってWebサイトを作る人のことです。
僕はそう言った仕事を5年ほどやってきました。
今でもそのような仕事はたくさんありますし、この先すぐに食いっぱぐれることはないでしょう。
しかし、今では上記のことをできる人は山のようにいますし、単価も下がり続けているように思います。
そこで今回はそんなWebデザイナーが進む方向を記事にしていきたいと思います。
以下では、ざっくりデザインが得意な人と、コーディングが得意な人に分けてキャリアを紹介したいと思います。
デザインを重点的にやりたい人の場合
現状Photoshopを用いてWebのデザインを作れる人というのは増えてきています。
もちろん中には際立ったデザインセンスを持った方は少ないと思いますが、ちょっとしたWebサイトのデザインとかだと、youtubeやUdemyで勉強すればいくらでもできてしまうからですね。
なので今後は、Webのデザインを重視していきたい人はもう少し突っ込んだスキルを身につけると良いかと思います。
具体的に挙げてみましょう
- HTMLとCSSは当然理解していて、SASSも使える(最低限欲しいスキル)
- マーケティングやライティングのも精通しており売れる・成果の出るデザインができる
- 付加価値として、イラストやJSを使った動きのあるデザインを考えられる
- Photoshopだけでなく、AdobeXDやFigmaなどの最新のデザインツールを使える
このリストをみて気がついた人もいるかもしれませんが、これは僕たちがWebデザイナーと呼んでいた職種の人たちのことです。
そう思った人もいるかもしれません。
これはその通りで、デザイナーがHTMLやCSSを理解してデザインするのは当たり前という認識でいた方が良いでしょう。
それでは、コーダーよりのWebデザイナーはどういった方向に進めばいいのでしょうか?
デザイナーがHTMLやCSSを書く以上、コーダーの仕事が無くなってしまうのでは?
いえいえそんなことはありません。
コーディングが得意な人の場合
コーディング(HTML CSS 簡単なJSを使ったもの)は誰でもかんたんに習得できる上、スキルでの差別化ができにくい状態に来ています。
そこでここ数年で大きく進化しているのがフロントエンドエンジニアの領域です。
大きなWebサイト(Webアプリ)を作る時には基本的に二つのサイドのエンジニアが必要になります。
一つ目はフロントエンドと呼ばれるユーザーがwebサイトをみた時に表示される画面やヴィジュアル的なところを担当します。(HTMLやCSS、JSで動きを作るものもフロントエンドに含まれます。)
もう一つはバックエンドと呼ばれユーザーの目にはなかなか見えないけど、Webサイトの情報やコンテンツをまとめて違うページに送ったり、読み込んだりしている縁の下の力持ちのような人たちです。
Webデザイナーが担当している領域はこのフロントエンドと呼ばれるところでした。
しかし、ここ数年の流れでフロントエンドの人たちがバックエンドの仕事も一気にやってしまおうというトレンドが来ています。しかもこれがかなり大きな波なのです。
なので、これからはただのコーダーではなくフロントエンドエンジニアとしてスキルを磨き、仕事を取っていくと良いでしょう。
逆にここら辺のスキルが付いてくるとデザインが苦手なコーダーさんはデザインを一切デザイナーさんに任せて、より高度なフロントエンドエンジニアとして働くことができます。(給料ももちろんかなり上がります。)
それでは、フロントエンドになりたいコーダーさんがどういったことを覚えるべきかを具体的に挙げてみましょう。
- JavaScriptの最新版のルールを覚えて使えるようにする [ES2019]
- ReactかVueというJavaScriptのフレームワークを覚える
- Gitの使い方を覚える
- 上記ができたら、Docker、AWS、Firebaseなど仕事で役立ちそうなところを覚える
おそらく、知らない単語がたくさん出て来たと思うので一つづつ解説していきます。
JavaScriptの最新版のルールを覚えて使えるようにする [ES2019]
フロントエンドエンジニアになるために必要な物はずばり
JavaScript(JS)です。
とりあえずこれができたらOKとおもってもらっていいでしょう。
僕はフロントエンジニアの人で、むしろHTMLとCSSは自信がないけど、JSはすごくよくできると言う人にも会いました。
そのぐらいJSは大切です。
時代の流れで、JavaScriptの記法やルールも大分変わっているので、最新版ES2019の物をしっかり覚えましょう。
ReactかVueというJavaScriptのフレームワークを覚える
ある程度JSを理解できるようになったらフレームワークを覚えていきます。
最近はJavaScriptフレームワークというものが当然のように使われるようになってきました。
超かんたんに言うと、JavaScriptをもっと使いやすく強力にした仕組みのようなものです。
代表的なところでは
- React(リアクト)
- Vue(ヴュー)
- Angular(アンギュラー)
などが挙げられます。なんかかっこいいですね。
Angularは今あまり人気ではないので、とりあえず、ReactかVueを学びましょう。
仕事が多いけど複雑で難しいのがReact
仕事はまだ少ないけど比較的簡単に入門できるのがVueです。
僕は個人的にVueを学ぶことを勧めています。
というのも挫折しないことが一番大切なので、比較的かんたんで今人気急上昇中のVueを学ぶことをお勧めしています。
Gitの使い方を覚える
いままでHTMLとCSSだけを書いて来た人には馴染みが薄いかもしれませんが、Gitとは複数人でプロジェクトを管理するためのシステムのような物です。
例えばAさん、Bさん、Cさんが一緒に作業をしていて、AさんがいじったファイルとCさんがいじったファイルがぶつかってしまったとしますよね?
そう言う時にうまいこと、解決してくれたり、昔に編集したコードに戻したかった時にそのヴァージョンへ戻れるMacでいうタイムマシンのようなものがGitです。
これはプログラマーとして絶対に知っておかなければならないツールなので是非とも学んでおきましょう。
Docker、AWS、Firebaseなど仕事で役立ちそうなところを覚える
この辺りは僕も正直まだまだなのですが、フロントエンドエンジニアとして学ぶところはキリがなくあります。
逆に言えば、スキルさえ一つづつ順調に学んでいけば、いい感じの仕事をGETできるということですね。
やりがいはあるかと思います。
しかし、ただのHTML、CSSと全く違うレベルでJSは難しいので、挫折しやすいかもしれません。
ただ、一度習得してしまえば、スキルとしてかなり価値が高いものになります。
Webデザイナーでコーディングが好きというかたはなるべく早めにフロントエンドへの道を歩むことをお勧めいたします。
Webデザイナーの先を目指そう
今はWebサイトをただ作れるだけではあまり価値がありません。
Webデザイナーとしてデザイン方面、コーディング方面に特化することで未来の自分につながると思います。
実際、クラウドソーシングとかですがWebサイトの制作を一つ5万円ぐらいで受ける人も山のようにいます。(WordPressとかを使わずに)
そういった中、かんたんに人にはできないようなスキルを持っておくといい仕事をもらえますし、自分も成長できるかと思います。
それでは良いWebデザイナーライフを!